Insernational Figure Skatingのジョニーの記事の訳です。
フォーラムメンバーのそらさんのブログ(こちら)で訳されたものを
ご好意で訳を頂きました。ありがとうございます。
原文はこちら
新シーズンに向けての抱負やPGのことコスチュームのことなど
とても興味深い内容です。
**記事(IFS)の抜粋**
※ノートルダム・ド・パリについて
15世紀、パリのノートルダム寺院を背景に、鐘つきを務めている世にも醜い容貌の男カジモドと、美しい娘エメラルダとの、切ない恋物語と数奇な運命が描かれる。
ジョニー・ウィアーは今、やるべきことをやっている。水曜日の午後、ウィアはUSメディアの電話インタビューで、以前より、ワールドのトップに上がることに対する決意が強くなっている、と語った。
来週ワシントン州のエバレットで行われるスケートアメリカの初参戦で、ウィアのグランプリシリーズが始まる。2008年ワールド大会の銅メダリストは、そのチャレンジを楽しみにしている、と言った。
「これは僕がアメリカで競技する初めての国際大会なんだ」と彼は言った。
「僕は今まで、母国で国際大会に参加する必要性がなかった。これは(US)ナショナル大会への良い下準備になると思う」
なぜ今までスケートアメリカに参戦しなかったのかと聞くと、ウィアは グランプリシリーズ前の準備期間をより長く持ちたかったから、と答えた(アメリカ大会の開催時期は早い)。「今年USフィギュアスケート連盟は、僕にこの試合に出るかと尋ね、僕ははいと言った」
「僕の目標は(US)ナショナルとワールドの大会で表彰台のトップに立つこと。スケートアメリカは、このシーズン、僕が目標点に達するするためのステップなんだ」
ウィアは去年、彼の人生に与えた著しい変化について語った。
「僕にとってプリシラ(ヒル)の元を離れて、ガリーナ・ズミエフスカヤとトレーニングをすることは大きな決断だった。でもそれは、良い結果のみをもたらした」とウィアは言った。
「去年、僕のチーム(ニーナとヴィクトール・ペトレンコを含む)のおかげで、自分自身と僕がやってきたトレーニングを信じることができた」とウィアは謝意を示した。「彼らは僕に十分な準備をしてくれた。先シーズンは、僕が今まで経験した中でベストなシーズンの一つになった。僕はグランプリファイナル以外のすべての試合でメダルを取った」
ズミエフスカヤとペトレンコとのトレーニングには、ジョニーが言う新しいチャレンジがある。
「僕は毎日、僕にとって外国語であるロシア語でトレーニングを受けている」と彼は言った。「ソ連やロシアのスポーツマンは、人々がスポーツを通して感じる決意や必要性という意識を、いつも持っているんだ。もしベストでなかったら、人生において多くのことで成就しないと考えている」とウィアは言った。「ロシアのコーチ、特にガリーナ世代の人たちは、ソ連の方法で教える。もし結果を出すために最大限のことをやらないのであれば、トレーニングを止めたほうがいいと」
「もちろん、ロシアのシステムでのトレーニングに少しストレスを感じることもある。彼らの教え方やコミュニケーションの取り方は、アメリカのコーチとあまりに違うから。でも僕はそのシステムの元で成長しているし、さらに成長して、よくなることを望んでいる」
「アメリカの人々は怠慢になる機会を持っている。アメリカ人は何かのために、人生の一つの局面を犠牲にすることはない。僕たちは選択する必要がないんだ」とウィアは付け加えた。「しかしロシアのシステムでは、選択をしなければならない。結果を出したときに、やりたいことをやることができる。僕はチームとの練習を通して、人を成功させるのかだめにするかは、毎日が決定付けるのだと感じている。僕にはたじろく機会もないし、リラックスする機会もない。特にシーズンの間は」
チームは、ウィアがその日その日に必要とするものを考える。そのため彼は、必要とされるトレーニングをすることだけに集中できる。「僕は起きたときから完全に管理されている」とウィアは言った。「ニーナがざくろジュースを作ってくれるので、僕は一日をスタートするエネルギーをとる。そして便利なことに、スケートリンクまでの迎えがある。僕は次の練習と次の競技大会以外、何も考える必要がないんだ」
ウィアは新しいトレーニング体制の中で、彼の身体にも変化があったと言う。「今年僕はジーンズが入らないという、ショッキングな変化に気付いたんだ。クレイジーはスピンとジャンプのトレーニングのために、僕の足は太くなっていた」と彼は言った。「でも僕は、大いにクリエイティブな違いを感じることができる。それはスケートをする上で、絶対に必要な何かなんだ。年老いた犬に、新しいトリックを教えるのは難しいのと同じ」
2008年のUS銀メダリストは、ジャンプのファンではないけれども、今シーズンのフリープログラムにクワドと取り入れる予定だと言った。「僕はクワドがフィギュアスケートの全てだとは思っていない。僕はその理論を頑として信じない」とウィアは言った。「(クワドを取り入れようと)試みて失敗すると、美しいプログラムの価値が落ちる。問題なくそれを行うことができる人を高く評価するけど、僕が自分の道をとるなら、それをしないだろう」
ウィアは今シーズン、ワールド大会でトップスケータの一人になるためには、自分自身を確立することが重要だと考えている。「僕にとって、クリーンなスケートをすること、無理することなく、あらゆる面で自分ができうるベストにもって行くことが全てなんだ。来シーズンは無理をしなければならないシーズンになる」と彼は言った。
ウィアは過去、競技に対して内向的であったことを認めている。そして彼は今、新たな自信をもって競技に臨むと言った。「僕はそこにいく(競技に臨む)準備ができている。そして何が可能なのか分かっている。このような強力なチームを持っていること、僕が問題を抱えたとき、いつでも相談をできる相手がいるというのは、競技に向かうときとても心強い。
ジェフリー・バトルの不意の引退発表について尋ねたとき、ウィアは冷静だった。「僕はそのことについてあまり考えなかったけど、彼は最高の結果で止めたと思う。ジュニアランクのときから一緒に上がってきたから、ショックだった」とウィアは言った。
ウィアは新しいプログラムを気に入っているけれど、新しいジャッジシステムは好きではないと言った。「僕はショートプログラム"On the Wings of Time"に満足しているけど、要素をこなすことに翻弄されて、ムードを作ったり、美しく表現する貴重な時間がほとんどない。何らかの趣向を取り入れる時間もない」
「僕はテクニカル要素以外の何かを促進する、この新しいジャッジシステムを信じていない。プログラムの中で息をする時間もない」と彼は言った。「ムードを作ったり、なにか興味深いものを見せるチャンスは全くないんだ。ジェフは昨シーズンの、技術面と芸術性のバランスをうまく取り入れたプロフラムで、すばらしいパフォーマンスを見せたと思う。ステファン・ランビエールもそれがすごくうまい」
ウィアは"Notre Dame de Paris"の新しいロングプロフラムを、とても興味深いものだと言った。「まるで僕が、猫背男(カジモド)とエメラルダを暗示した話し手のようなんだ」と彼は言った。
新シーズンのコスチュームのデザインを尋ねると、ウィアは熱狂的になった。
「ショートプログラムの新しいコスチュームは昨日届いた。今年はすべて自分でデザインをして、それは本当にすばらしい経験だった」と彼は言った。「僕はスケッチをガリーナに持っていって、それで大丈夫かと尋ねたんだ」
「ショートプログラムに関しては、ファンタジーでありたいと思った。バイオリンの曲なので、色と何か強いもの、そして幻想曲を奏する指揮者が着るようなものが欲しかった」と彼は加えた。「肩の飾りや、ベルベット、ライトストーンは少し封印する。それが僕なんだけど」
フリープログラムに関しては、醜い男性や教会の配色も含めて、ノートルダムから多くのインスプレーションを得たとウィアは言った。「ご存知のように、古びた石垣に、古びた窓。僕はわずかでもエメラルダであったり、カジモドである何かが欲しかった」と彼は言った。「Johnny Weirish(ジョニー流?)なんだ」